AI協働形式とは
各機能の説明概要
AI協働形式は、候補者がAIツールと協働しながら課題に取り組む問題形式です。
候補者がAI Agentに対して行った指示はすべてログとして記録されており、そのログをもとに「AIをどれだけ使いこなせるか」を AI協働力 として評価できます。実装力だけでなく、AI時代に求められる AI活用能力 を含めた総合的なエンジニアリング能力の評価が可能です。
2つの問題タイプ
対話型問題
必要な情報が問題文上にあらかじめ明記されていない問題形式です。
候補者は課題画面のチャットパネルを通じて、仮想のステークホルダー(業務担当者)にヒアリングを行い、現状・制約・受け入れ条件を自ら引き出しながら課題を進めます。提供される情報は実務さながらに不完全で、互いに矛盾している箇所も含まれます。
対話型問題の一覧は こちら からご確認いただけます。
非対話型問題
要件・背景・制約が問題文としてあらかじめ提示される問題形式です。
問題のコンテキストやテーマは問題ごとに異なりますが、全体的に要件の抽象度が高く設定されており、候補者は意思決定やトレードオフの判断を求められます。すべての要件を完全に満たすことは必須ではなく、与えられた制約のなかで何を優先し何を妥協するかを自ら考え、その判断の根拠を文書として残すことが求められます。
非対話型問題の一覧は こちら からご確認いただけます。
受検環境と利用できるツール
候補者はブラウザ上で動作するVSCode環境で課題に取り組みます。 利用できるツールは以下の通りです。
- Terminal:画面中央下部のTerminalからコマンドを実行できます。
- GitHub Copilot Chat:画面右側のチャットからAIに質問・相談できます。
- Claude Code / Codex:開発環境にプリインストールされています。GitHub Copilot ChatのチャットまたはTerminalから起動してご活用いただけます。
- メッセージ(対話型問題のみ):画面左下の「メッセージ」セクションからAIステークホルダーと会話し、要件等を聞き出すことができます。
AIモデルの利用範囲・上限額の設定
AI協働形式では、問題ごとに「利用可能なAIモデルの範囲」と「AI利用上限額」を設定できます。
設定できる項目
利用可能なAIモデルの区分: 「標準」と「高性能」から選択できます。新規作成時のデフォルトは「標準」です。
AI利用上限額: 1 USD から 30 USD の範囲で設定できます。新規作成時のデフォルトは 20 USD です。
候補者側の表示
- 受験画面の試験ルールに、利用可能なAIモデル区分と AI利用上限額が表示されます。
- 候補者の受験環境には、設定されたモデル区分と上限額が反映されます。
- 利用可能なモデルは、受験環境内の GitHub Copilot Chat にも適用されます。
モデル区分
利用可能なモデルは今後アップデートされる可能性があります。以下は 2026年7月9日時点 の参考情報です。
| 区分 | 説明 | 既定モデル | 利用可能モデル |
|---|---|---|---|
| 標準 | 一般的な実務タスク、実装、検証、修正に利用する標準的なAIモデル群です。 | claude-sonnet-5 | claude-sonnet-5, gpt-5.4, claude-haiku-4-5, gpt-5.4-mini |
| 高性能 | より高度な実装、調査、設計、複雑な修正に向いた高性能モデルを含むAIモデル群です。 | claude-opus-4-8 | claude-opus-4-8, gpt-5.5, claude-sonnet-5, gpt-5.4, claude-haiku-4-5, gpt-5.4-mini |
補足事項は以下の通りです。
- 高性能には標準で利用可能なモデルも含まれます。
- OpenAI 系の既定モデルは、標準が gpt-5.4、高性能が gpt-5.5 です。
- デモ試験では、利用可能モデルは claude-haiku-4-5, gpt-5.4-mini のみで、AI利用上限額は 1 USD です。
問題数の制約
1つのテストに組み込めるAI協働形式の問題は1問のみです。対話型・非対話型のどちらを選択した場合も同様です。
評価について
AI協働形式の評価は、以下の 2軸 で構成されています。
- 成果物への評価:候補者が提出したコードやドキュメントなど、課題の成果物そのものを評価します。
- AI協働力の評価:AIツールをどのように活用したか。指示の出し方、出力の検証、品質の担保といったAIとの協働プロセスを評価します。
レポートや評価指標については、レポートの説明ページをご覧ください。